素材へのこだわり
最高の桐家具を作るためには、厳選された国産桐と会津桐と米桐を使用しています。丸太の仕入から素材を追求しています。1本の桐の木が伐り倒され、丸太となり、家具の素材になるまでに、長いものでは10年以上かかっています。
いい家具を作るにはいい素材が必要です。素材にこだわるからこそ、その原点となる桐の木の育成にも目を向けています。桐里工房では、家具の素材となる桐の木の植林活動も行っています。
家具づくりへのこだわり
桐たんすは、一人の職人が責任をもって最初から最後まで仕上げています。
機械は切る・削るなどの作業で使用するだけで、基本的には、すべて手仕事・手作業の昔ながらの丁寧な作り方です。
また、桐の「仕上げ」にもこだわりがあります。砥粉の調合と焼き色を工夫することで、落ち着きのある、桐里工房にしか出せない色合いを表現しています。
技術・技能へのこだわり
桐里工房では家具づくり経験が50年以上の職人から、家具職人としての道を歩き始めた1年目の職人までが同じ工房内で仕事をしています。
職人たちは、毎日のものづくりの現場で、技術・技能を受け継いでいきます。
先輩職人の技・技術・技能を間近で見ることで、道具の使い方など、自分なりの工夫をしています。
ものづくりの技術や技能は経験することで磨かれます。
創業以来、伝統的工法や手造り・手作業にこだわった家具づくりを続けています。
お客様の想いを形にする職人力
当工房の桐家具は、工業製品ではありません。
お客様の暮らし方、好みにぴったりと合うように、一品一品、お客様の声を伺って、形にしていきます。
本当に必要なサイズや色、材質、デザイン、お客様のイメージを自由にオーダーしていただいても、桐里工房の家具職人がきちんと形にしていきます。
長い年月を共に過ごす家具だからこそ、お客様と一緒に作り上げていきます。
その上で、お客様のご予算にもできるだけ合わせるようにデザインや製作方法を考えます。
それが桐里工房の家具なのです。
桐箪笥はリフォームすることが可能です。
大切な桐箪笥だから永く使い続けたい、祖母の嫁入り道具だった桐箪笥を再び娘の嫁入り道具としてよみがえらせたい、そんなお客様の気持ちにお応えできるのが、桐箪笥の再生修理です。
桐里工房で再生修理が可能なのも、桐を理解し、桐を扱える本物の技術をもった職人がいればこそなのです。
図面がなくても形にできる職人力
お客様のあたまの中にあるイメージを形にするには、必ずしも図面は必要ではありません。
桐里工房の職人力は、ラフスケッチからでも家具の形に仕上げることができます。
なぜなら、桐里工房の家具づくりは、昔ながらの手作業・手仕事が基本。
ベテランの家具職人たちの熟練の技と桐里工房ならではのチームワークで、図面にできない、数字で表せない絶妙なラインを形にすることができるのです。
もちろん、複雑な家具は、きちんと図面を起こしたうえで、家具製作に取り掛かります。
桐の素材を活かし、和を追求したデザイン力
桐里工房の桐家具は、伝統的な桐箪笥だけではありません。
昔から火鉢として親しまれてきた桐材を使って、囲炉裏付きのダイニングテーブルや、テーブルにぴったりの座り心地のよいダイニングチェアなどを開発しました。
現代の生活にぴったり合う桐家具を作りあげています。
世界に通じるグローバルデザイン力
羊毛桐材を使ったオリジナル商品「総桐ベッド」を開発しています。
羊毛桐材とは、総桐の床材の中にサーモウールを閉じ込めることで、抜群の断熱効果と通気性が生み出され、結露防止と防カビ・防ダニの効果を生み出しています。
桐の性質とサーモウールの性能がミックスされることで生まれたパワーが、人体をやさしく包み込み、快適で深い眠りを作り出します。
※羊毛桐材は実用新案を取得しています。
桐と羊毛が重なることで、双方が空気を蓄えますので断熱効果が増します。
また空気の流れをブロックしない(層を作らない)ので、結露防止効果をさらに上げる事ができます。
(一年を通して、羊毛桐材自体の温度の変化が非常に少ない)
桐里工房では、サーモウールと桐の特性を生かした商品を提案しています。
平成24年4月に実用新案特許の登録をいたしました。
実用新案登録 登録第3183289号
【羊毛桐材の特性】
■調湿効果が高い。
桐の繊維構造が、スポンジ状になっているのと、サーモウールが良質の羊毛85%と特殊な合成繊維15%を熱と空気と少量の水で三次元に編み込み、その繊維を立体的にからませていることで、相互作用により放湿効果を助長させている。
■室内のVOC(有機化合物)の除去作用がある。
桐材のもつ通気性とサーモウールのもっている特性により、室内のホルムアルデヒドを約一時間で90%以上吸着することができます。しかも一度吸着したら再放出はしません。
■人体に優しく安全な素材である。
冬暖かく、夏は涼しいといった最高の肌触りがあり、さらに羊毛素材にはアトピーの症状や喘息の緩和に役立ちます。
■防虫・防ダニ効果がある。
サーモウール自体は湿度を50%で一定に保とうとする力を持っているので、ダニや虫が近づかない環境を自然に作っています。また、カビの発生も防ぐ効果があります。
■桐の遠赤外線効果が大きい。
桐からはセラミックより多くの遠赤外線を放出しています。この効果が内部のサーモウールを刺激してさらなる効果増大に繋がっています。
【羊毛桐材をつかった商品】
<羊毛桐材の畳>
羊毛桐材がつくる空間には、穏やかな時間が流れます。
桐のもつ柔らかい表情は、日常生活のあらゆる場面で幸福感をもたらしてくれるでしょう。
羊毛桐材を使用した畳です。桐材の表面を畳のように加工しました。
冬は暖かく、夏はサラリと快適な空間を作り出します。
桐の床板の中にサーモウールを閉じ込めることで高い断熱効果と通気性を生み出し、結露防止や防カビ・防ダニ効果を高めました。
また羊毛桐材はその遠赤外線作用で断熱効果を高めると同時に”VOC”を除去します。
<羊毛桐材の床>
羊毛桐材のやさしい肌触りを「床」にしました。
防カビ・防ダニの効果を生み出し、何となく暖かくて、気持ちがいい、
普段、何気なく感じる心地よい感覚が生活を豊かにします。
<羊毛桐材のパーティション>
高さを3段階から選べるパーティションです。様々な空間・用途で使用していただけます。
また、横に並べるとカタチがつながるようデザインされています。
柔らかなゆったりした桐の空間を手に入れてみてはいかがでしょうか?
<羊毛桐材を使った椅子>