瞑想思庵(MEISOU.SHIAN)開発について
今年3月に東京・代官山で開かれた大川のヒキダシ展。
大きくメディアで取り上げていただきました。
生まれたての風、
水に戯れ、光にジャレ合う
悠然とした、自然のうつろい・・・
山からの旅人
ときめきのビジター
そして 水の物語(ストーリー)
人々は静謐(せいひつ)な 時季の流れの中で
去来する想いと共に
「五感の瞑想」する
やすらぎの中へ
・・・M.HIEDA
限られた住空間において、自分の部屋や書斎を持つことが難しい中、この瞑想思庵(MEISOU.SHIAN)は、自分だけの空間が実現できる移動できる書斎です。
自分だけの隠れ家になるスペースをルームinルームという形で実現いたしました。
中には、デスクスペースがあり、パソコンなどの電源も確保しています。
照明には、大川の伝統である組子を取り入れ、優しい照明となっており、天井には、これも伝統である八女の手すき和紙を採用し、部屋のあかりもこの瞑想思庵(MEISOU.SHIAN)の中に取り入れることができます。
天井はスライドで開閉式となっていますので、八女の和紙の優しい明りとりでも、完全に締め切っても、桐自体が呼吸しているため、息苦しくならない快適な空間を実現しました。
中には、桐の畳を使用し、全てを桐素材で制作しています。
桐素材には、サーモウールを桐の中に入れた羊毛桐材を使用しています。
桐は、呼吸をして、空気中の湿気を吸収したり、吐き出したり、調湿機能を持っています。
桐材を使用した瞑想思庵の中は、まるで、自然の森の中にいるかのような感覚です。
全てを締め切った中は、とても静かで、仕事をしたり、勉強したりすれば、とても集中でき、アイデアを生む部屋として、大変ご好評をいただいております。
すべてが組立て式となっておりますし、桐の軽さが生かされ、女性でも組立てできる程の軽量さです。
【組子の明かり】
大川伝統の組子(くみこ)を組み込んだ照明が柔らかな灯りで包みこんでくれます。
間接照明にすることで、桐の優しい木肌を際立たせ、美しさを引き出してくれています。
【桐の畳】
桐の中にサーモウールを入れた「羊毛桐材」を使用した桐の畳です。
桐の表面を畳の目のように削り出して、より畳らしく仕上げています。
冬はふんわり温かく、夏はさらりと涼しく快適です。
桐の畳は縁の部分も桐なのです。
焼き桐を縁に使うことで、より畳らしいアクセントになっています。
畳のような目を削り出していますので、裸足で歩くととても肌触りが気持ちよく、
是非とも体感していただきたいですね!
【八女の伝統手すき和紙で制作した明りとり】
天井はスライドさせることで開閉ができます。
開いた状態では、八女の伝統工芸である手すき和紙が外からの光を優しく取り込んでくれます。
天井を閉じた場合は、外が明るくても、瞑想思庵内は真っ黒な部屋にできますので、
瞑想したり、考え事をしたりするのに最適な空間になります。
【作り付けの引出し付きのデスク】
デスクの天板にはウォールナットを使用しています。
デスクの奥には2口コンセントをご用意しています。
パソコンや携帯電話も充電できます。
デスクには引出しも付いていて、書類等がたっぷり収納できます。
また、脚元にも畳の横幅分の引出しが2段ありますので、収納力は抜群です。
デスクの引出しを開けたところです。
※画像ではデスクの上に革を敷いておりますが、実物ではアクセントカラーとしてウォールナットでのご提供となります。
脚元の引出し2段はこのようになっています。
【引戸の出入り口】
まるで茶室に入るように、少し頭をかがめて中へ入ることができる引戸の出入り口です。
引戸の下には、引出しが2段あり、上段は引出し収納、下段は出入り口への階段になります。
下段の中は空洞になっていますので、履物などの収納として使えます。
引戸の下の2段の引出しの下段は、入口への階段としても、履物などの収納としても使えます。
【伝統工法】
伝統工法の校倉造りで制作しています。
組立てが簡単なので、どこにでも移動が可能です。